ハセッパー®水の原理

ハセッパー水の原理人体に無害な殺菌方法として、過去に、電気分解による殺菌水生成装置が開発されましたが、 ハセッパー®水は、新たなプロセスの開発により、電解方式の実用上の欠点を取り除き 「人体に無害な殺菌」と言う理想を、世界ではじめて実現することに成功しました。
新たなプロセスとは、NaClO、HCl、H2Oを希釈混合方式で、安全に、且つ連続的に 供給する装置として完成させたものです。

ハセッパー水は、次亜塩素酸ソーダを使うという点では目新しいことではありませんが、次亜塩素酸ソーダのpHを希塩酸で調整することによって、次亜塩素酸ソーダに含有されてる殺菌成分である「HOCl」を大量に生成して、それを使うという点で格段の違いがあります。


次亜塩素酸ソーダは、食品衛生、環境衛生などさまざまな場面で殺菌料として、広く使われていますが、食品など人体に直接影響する物に対する殺菌に使用する場合は、100〜200ppmに薄めて使用する指導が厚生省よりなされています。次亜塩素酸ソーダは、水道水で200ppmに薄めると、pHは9前後のアルカリ性になります。このpHの範囲ですと、有効殺菌成分の次亜塩素酸(HOCl)の存在比は10数%しかありません。これを、pH7.2以下にすると、次亜塩素酸の存在比は50%を超え、70〜100%へと飛躍的に高まり、殺菌力が強化されます。

次亜塩素酸ソーダでも、水で薄めてpH7に近づけることはできます。(水は通常pH7ですから、大量に水を加えれば限りなく水と同じpHに近づきます)しかし、このやり方は、濃度が薄くなりすぎて殺菌力が弱くなり、実用には向きません。ハセッパーでは、濃度8.5%という低濃度の希塩酸を、極く微量に次亜塩素酸ソーダに混合しpH4.0〜7.3にすることにより、有効殺菌成分である次亜塩素酸(HOCl)を大量に含んだ水を生成するようにしています。(グラフ参照) このようにして生成したハセッパー水は、次亜塩素酸ソーダの約5〜8倍の殺菌力があります。なお、ハセッパー水はグラフでお判りの様に、pH5位になるとほとんどが次亜塩素酸となり殺菌力が最大となります。

ハセッパー®水の殺菌メカニズム

あらゆる殺菌方法の中で、人体そのものが行って いる細菌撃退法以上に万能で且つ安全な殺菌方法はありません。その人体の殺菌システムの主役は、好中球です。この好中球が、菌の進入に対する防御を担っています。好中球は細菌が進入すると、酸素代謝を活発に行って、活性酸素を作り出します。この活性酸素を元にして、過酸化水素(H2O2)を合成し、更に酵素の働きを受けて次亜塩素酸(HOCl)を作り、 この次亜塩素酸で菌の膜を攻撃し死滅させて、細菌の体内組織への進入を防いでいます。好中球が生成する「人体の作る殺菌成分」の次亜塩素酸(HOCl)を主成分とする殺菌水を ハセッパー®水と称しています。

殺菌メカニズム細菌や酵母などは食胞という膜に囲まれて いますが、このような異物が人体に侵入すると、図に示すように、好中球がその異物を取 り囲んで、異物の食胞に向かって顆粒から、 殺菌性のペプチドや、加水分解酵素を放出します。
一方、好中球の膜のスーパーオキシド生産系が活性化し、多量のO2がO2-に変わります。O2-は非酵素的にH2O2に変わり、さらに顆粒から放出されたMPOによりHOCl、すなわち次亜塩素酸に変えられ、これが菌を攻撃し、死滅させます。
*MPO:ミエロペルオキシターゼ酵素
  [生物の科学-遺伝:No.4(1998),P53より引用加筆

 

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